男装即バレ従者、赤ちゃんを産んだらカタブツ皇帝の溺愛が止まりません!
「はい。自分も今ではこれが最善であったと、そう考えます」
ダボット様は真っ直ぐに私を見て、賛同してくれた。
「父が犯した一連の犯行は、ラインフェルト帝国の皇統存続を揺るがす大醜聞と言っていい。皇籍からの死後除籍と帝位就任時代の削除で事態の収拾が叶ったのは、ひとえにセリーヌが国民に向けて語った誠意ある決意表明による。『皇帝は国民の代弁者であり、皇家は国民と共にある。ラインフェルト帝国の未来は皇帝が作るのではなく、国民皆で共に作り上げていく』この言葉に、感銘を受けた民は多い。もちろん俺も、その中のひとりだ」
「……サイラス様」
「母上の言葉通り、お前が救国の女神というのはなんらオーバーではないぞ。とにかく、今日は一連の混乱を収束に導いた立役者であるセリーヌに乾杯だな」
サイラス様の掛け声で、皆が一斉にカップを手に取った。皆への感謝を伝える慰労会のはずが、なぜか私が乾杯を受けることになり困惑は隠せない。
ダボット様は真っ直ぐに私を見て、賛同してくれた。
「父が犯した一連の犯行は、ラインフェルト帝国の皇統存続を揺るがす大醜聞と言っていい。皇籍からの死後除籍と帝位就任時代の削除で事態の収拾が叶ったのは、ひとえにセリーヌが国民に向けて語った誠意ある決意表明による。『皇帝は国民の代弁者であり、皇家は国民と共にある。ラインフェルト帝国の未来は皇帝が作るのではなく、国民皆で共に作り上げていく』この言葉に、感銘を受けた民は多い。もちろん俺も、その中のひとりだ」
「……サイラス様」
「母上の言葉通り、お前が救国の女神というのはなんらオーバーではないぞ。とにかく、今日は一連の混乱を収束に導いた立役者であるセリーヌに乾杯だな」
サイラス様の掛け声で、皆が一斉にカップを手に取った。皆への感謝を伝える慰労会のはずが、なぜか私が乾杯を受けることになり困惑は隠せない。