このまま惚けて、それから





まず状況を整理すると、花ちゃんが今会ったばかりのストーカーは他校の1年生、朝戸くんというらしい。


朝戸くんは向日葵のバイト先であるコンビニの近くに住んでいて、バイト中の向日葵に一目惚れをしたと言う。


けれど度胸も勇気もなく話しかけることも出来ないまま​───朝戸くんはストーカーになった、とのこと。



「まあここまでは良いんですけど、」

「いや良くはないけどね全然、ストーカー犯罪だしね」

「朝戸ってやつ、ストーカーは堂々としていた方がかっこいいってまだ知らないんだな。そこまでたどり着いたらこっちのもんなのに」

「ですよね青くん!さすがです!」




こっちのもんじゃねーよ。流石でもねーよ。

とはいえ、いちいち突っ込んでいたら話の続きが聞けないと思ったので「花ちゃん続けて」と二人の会話を遮ると、「未羽さんせっかちなんだからっ」と言われた。

沈めてやろうか おのれ。

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