意地悪な副社長との素直な恋の始め方



それは、紛れもないプロポーズだった。
朔哉が、このまま掲載されるのを良しとしないのも納得だ。

でも、わたしにとっては、最高の記事だった。

いますぐ彼にありがとうと――わたしも、毎日彼に会いたいと思っていると伝えたい。
バージンロードの先にいる彼のところまで、『Claire』のドレスを着て走って行きたい。


ただし、一つだけ不満がある。


(何でクレアさんに言ってるの? わたしに直接言ってよぉ……)


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