子作り政略婚のはずが、冷徹御曹司は蕩ける愛欲を注ぎ込む
「たった一万くらいでなに言ってんの。まだ下着しか買ってないし」

 購入したのは、最初に弥子が見せてきたネグリジェと、上下を揃えたサーモンピンクの下着。そしてどうしてもと言われた黒の下着だ。弥子はもっと買いたがったが、金額の問題もあって厳選させてもらった。

「さー、次は服を買いに行かなきゃ」

「えっ、でもこれ以上は……」

「いいのいいの。人のお金で買い物するって楽しいよね。ストレス発散になるし! ねえ、あとで奢ってくれるでしょ? 喉渇いちゃった」

 弥子が私といて楽しいと思ってくれているならいいのだろうか。

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