子作り政略婚のはずが、冷徹御曹司は蕩ける愛欲を注ぎ込む
気にくわなくて琴葉の腰に腕を回し、膝の上に乗せる。
こういう時、彼女は逃げようとせずおとなしく俺に従う。
あまり自分の意思を尊重されてこなかったからか、そもそも他人の要求を拒むという考えがないのかと最初は心配した。
しかし最近、どうやら望んで従っているようだと気付いた。
なぜなら、俺が触るとすぐうれしそうな顔をするからだ。
「私も食べさせてあげようか?」
思った通り、琴葉の頬が緩んでいる。
つきたての餅より柔らかくなっていることだろう。
「子どもじゃないんだからいい」
「そう? 残念だな。保名さんにあーんするの、結構好きなのに」
こういう時、彼女は逃げようとせずおとなしく俺に従う。
あまり自分の意思を尊重されてこなかったからか、そもそも他人の要求を拒むという考えがないのかと最初は心配した。
しかし最近、どうやら望んで従っているようだと気付いた。
なぜなら、俺が触るとすぐうれしそうな顔をするからだ。
「私も食べさせてあげようか?」
思った通り、琴葉の頬が緩んでいる。
つきたての餅より柔らかくなっていることだろう。
「子どもじゃないんだからいい」
「そう? 残念だな。保名さんにあーんするの、結構好きなのに」