子作り政略婚のはずが、冷徹御曹司は蕩ける愛欲を注ぎ込む
「やっぱり今はいいって思ってもらえてないんだ。わかってたけど。――あ、これなんかいいんじゃない?」

 琴葉が手に取った下着を見てぎょっとする。

 太ももまでの長さをした、薄いピンク色のワンピースのようなものだった。布地が薄く、向こう側が透けて見える。

 彼女曰く、ネグリジェというものらしい。寝間着に近いと言うが、この服では肌の色まで透けてしまうし、なにより寒いだろう。

「これはちょっと……どうなんでしょう」

「ひらひらしてかわいいと思わない? 普通の新妻って、こういうのを着るんだよ。知らないの?」

「そうなんですか……? 本当に?」

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