追放されたチート魔導師ですが、気ままに生きるのでほっといてください
これがクロエの言う「すごい力がある触覚魔法」だった。
とはいえ、プリシラは生まれつき魔法が使えたわけではない。
大精霊ルルの加護によって、この世界に存在する五大魔法──「視覚魔法(ビジュラ)」「味覚魔法(テストラ)」「嗅覚魔法(フレンス)」「触覚魔法(ティッチ)」「聴覚魔法(スオンド)」を使えるようになった。
プリシラは傷を癒やす味覚魔法だけではなく、獣の動きをコントロールする聴覚魔法や、触れた魔獣を魅了させて手懐ける触覚魔法が使える「魔導師」なのだ。
「あのさぁ、プリシラ」
バジリスクの羽毛の中に顔を突っ込んですーはーしていたプリシラの耳にルルの声が入ってきた。チラリと声のほうを見ると、肩の上に呆れた顔のルルの姿があった。
「この際、相手がどんな危険な魔獣でもモフモフしたくなる性癖については諦めることにするよ。でも、もうちょっと自重したほうがいいと思うんだよな?」
「……自重? どうしてよ?」
プリシラは顔をあげることなく綿毛のような羽毛を堪能し続ける。
とはいえ、プリシラは生まれつき魔法が使えたわけではない。
大精霊ルルの加護によって、この世界に存在する五大魔法──「視覚魔法(ビジュラ)」「味覚魔法(テストラ)」「嗅覚魔法(フレンス)」「触覚魔法(ティッチ)」「聴覚魔法(スオンド)」を使えるようになった。
プリシラは傷を癒やす味覚魔法だけではなく、獣の動きをコントロールする聴覚魔法や、触れた魔獣を魅了させて手懐ける触覚魔法が使える「魔導師」なのだ。
「あのさぁ、プリシラ」
バジリスクの羽毛の中に顔を突っ込んですーはーしていたプリシラの耳にルルの声が入ってきた。チラリと声のほうを見ると、肩の上に呆れた顔のルルの姿があった。
「この際、相手がどんな危険な魔獣でもモフモフしたくなる性癖については諦めることにするよ。でも、もうちょっと自重したほうがいいと思うんだよな?」
「……自重? どうしてよ?」
プリシラは顔をあげることなく綿毛のような羽毛を堪能し続ける。