追放されたチート魔導師ですが、気ままに生きるのでほっといてください
フローラ魔獣生物学記というのは、フローラという動物研究家が一生涯をかけて魔獣を調査して記した魔獣の辞典だ。幼い頃に母親に買ってもらった本で、今でも肌身離さず携帯しているプリシラの愛読書だった。
フローラ魔獣生物学記には世界各地の魔獣が記されているが、書かれているのはあくまで「人間が立ち入ることができる場所」に生息している魔獣に限られている。つまり、雪に閉ざされた北方領域の魔獣については全く触れられていないのだ。
故に、北方領域でフローラ魔獣生物学記に残されていない魔獣を見て、触って、モフモフして食べてみることがプリシラの幼い頃からの夢だった。
「討伐隊にいれば自ずと北方領域にいる未知の魔獣に会えるかもって少し期待してたけど、治療師としてスカウトしておきながら炊事係としてこき使い、何か起きれば罪をなすりつけて魔女呼ばわりする連中と一緒に行くより、魔獣のジビエ料理を食べながら魔獣にモフりつつ、のんびり目指すほうがいいに決まってる」
討伐隊にスカウトされて参加を決意したのは半年前だが、プリシラはひと月も経たないうちに参加したことを後悔していた。
フローラ魔獣生物学記には世界各地の魔獣が記されているが、書かれているのはあくまで「人間が立ち入ることができる場所」に生息している魔獣に限られている。つまり、雪に閉ざされた北方領域の魔獣については全く触れられていないのだ。
故に、北方領域でフローラ魔獣生物学記に残されていない魔獣を見て、触って、モフモフして食べてみることがプリシラの幼い頃からの夢だった。
「討伐隊にいれば自ずと北方領域にいる未知の魔獣に会えるかもって少し期待してたけど、治療師としてスカウトしておきながら炊事係としてこき使い、何か起きれば罪をなすりつけて魔女呼ばわりする連中と一緒に行くより、魔獣のジビエ料理を食べながら魔獣にモフりつつ、のんびり目指すほうがいいに決まってる」
討伐隊にスカウトされて参加を決意したのは半年前だが、プリシラはひと月も経たないうちに参加したことを後悔していた。