追放されたチート魔導師ですが、気ままに生きるのでほっといてください
「それ以外に何があるのよ? ダイアウルフはあたしのモフモフしたい魔獣ランキングで第五位にランキングされるほどの激カワ魔獣なのよ?」

「え? モフ?」

「あ、気にしないでパナムちゃん。あはは」

 クロエはもう笑うしかなかった。 

 ダイアウルフはバジリスクと同じ、北方の雪国に住む狼の魔獣だ。

 特徴はふわふわの白銀の体毛と、魔法を使って狩りをするところだ。

 彼らが使うのは鳴き声を使った「聴覚魔法」だ。鳴き声を衝撃波として放つその魔法の威力は凄まじく、鎧を着た騎士が紙屑のように吹き飛んでしまうほどだという。

「よく話してくれたわねパナム! 現れたダイアウルフはあたしに任せて!」

 プリシラがパナムの手を握る。

「ほ、本当ですか!? 現れた魔獣を退治していただけるのですか!?」

「いや、それは無理!」

「ありがとうございます! ……って、え?」

 パナムが身を乗り出した格好で固まってしまった。

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