追放されたチート魔導師ですが、気ままに生きるのでほっといてください
「そうだね。でも声高に叫ぶときは、嘘でもいいから『村人を救うぞ』みたいな建前を用意したほうがいいと思うよ」
「なんでそんな嘘をつかないといけないのよ」
プリシラは心底信じられないと言いたげに眉根を寄せる。
何事にも「真っ直ぐ正直」がプリシラの信条なのだ。
「しかしあれだな。ダイアウルフが現れたのは、またプリシラの匂いに釣られたからじゃねえのか?」
「何よ匂いって。というか『また』って何よ」
プリシラがルルを睨みつける。
「ほら、討伐隊にいたときも頻繁に魔獣が寄ってきてただろ? あれって、プリシラに付与した加護が関係しているんじゃないかって思うんだよな。加護を与えたのは俺なんだけど、俺自身もわからないところが多くてさ」
「関係ないでしょ。あれはローエンが『獣避け』を準備していなかったからよ」
「獣避け」は魔道具の一つで、様々な香草を詰めた袋に香りを媒体とする魔法「嗅覚魔法」をかけることで発動する。魔獣だけではなく狼や熊などの肉食獣を近寄らせない効果もあって、旅の必需品といえるものだった。
「なんでそんな嘘をつかないといけないのよ」
プリシラは心底信じられないと言いたげに眉根を寄せる。
何事にも「真っ直ぐ正直」がプリシラの信条なのだ。
「しかしあれだな。ダイアウルフが現れたのは、またプリシラの匂いに釣られたからじゃねえのか?」
「何よ匂いって。というか『また』って何よ」
プリシラがルルを睨みつける。
「ほら、討伐隊にいたときも頻繁に魔獣が寄ってきてただろ? あれって、プリシラに付与した加護が関係しているんじゃないかって思うんだよな。加護を与えたのは俺なんだけど、俺自身もわからないところが多くてさ」
「関係ないでしょ。あれはローエンが『獣避け』を準備していなかったからよ」
「獣避け」は魔道具の一つで、様々な香草を詰めた袋に香りを媒体とする魔法「嗅覚魔法」をかけることで発動する。魔獣だけではなく狼や熊などの肉食獣を近寄らせない効果もあって、旅の必需品といえるものだった。