恋の駆け引きはいつだって刺激的【完結】
♢♢♢
夕食は普段通り二人で食べてそのあとは千秋さんのルーティンである読書の時間だ。ワインなどを飲みながら難しそうな本を読んでいる。
私は、というと家事を一通り終えてから自分の部屋でまったり…のはずだった。
急に鳴り響く着信音に体が跳ねる。時刻は21時過ぎ、こんな時間にしかも私に何のようだと思ってディスプレイを見ると
「夏希君…」
今日の”あの事件”の犯人である彼からの電話だった。
誰もいないけど自然に漏れるため息。その電話に出るか迷いながらも私は千秋さんが私の部屋付近にいないことを確認してさっと電話にでた。
「あーもしもし」
飄飄とした声に私は額に手を当てながらやっぱり夏希君の考えていることがまるで掴めないと思い肩を落とした。
「どうしたの?今日のことまだ許してないからね!」
「へーそっか。あ、デートのことで。来週金曜日でOK?」
「金曜日?…本当にしなきゃないの?」
「そりゃそうだよ」
当然、とさらに追加されて私は、わかったと返事をした。
デートかぁ、千秋さんもしているのだろうか。
詮索はしないという約束だったけど、気になる。
そもそも、千秋さんは好きになってくれたら嬉しいと言っていたけれど…彼の口から好きだと言われたことは一度もない。
…あれ。違う?もしかして、私だけだったりして。
好きなのは…―私だけ、だったりして。
急に押し寄せてくる不安に一人あたふたしていると、ドアをノックする音がした。
もちろんそれは千秋さんだ。
夕食は普段通り二人で食べてそのあとは千秋さんのルーティンである読書の時間だ。ワインなどを飲みながら難しそうな本を読んでいる。
私は、というと家事を一通り終えてから自分の部屋でまったり…のはずだった。
急に鳴り響く着信音に体が跳ねる。時刻は21時過ぎ、こんな時間にしかも私に何のようだと思ってディスプレイを見ると
「夏希君…」
今日の”あの事件”の犯人である彼からの電話だった。
誰もいないけど自然に漏れるため息。その電話に出るか迷いながらも私は千秋さんが私の部屋付近にいないことを確認してさっと電話にでた。
「あーもしもし」
飄飄とした声に私は額に手を当てながらやっぱり夏希君の考えていることがまるで掴めないと思い肩を落とした。
「どうしたの?今日のことまだ許してないからね!」
「へーそっか。あ、デートのことで。来週金曜日でOK?」
「金曜日?…本当にしなきゃないの?」
「そりゃそうだよ」
当然、とさらに追加されて私は、わかったと返事をした。
デートかぁ、千秋さんもしているのだろうか。
詮索はしないという約束だったけど、気になる。
そもそも、千秋さんは好きになってくれたら嬉しいと言っていたけれど…彼の口から好きだと言われたことは一度もない。
…あれ。違う?もしかして、私だけだったりして。
好きなのは…―私だけ、だったりして。
急に押し寄せてくる不安に一人あたふたしていると、ドアをノックする音がした。
もちろんそれは千秋さんだ。