恋の駆け引きはいつだって刺激的【完結】
千秋さんは、どうぞという私の言葉とほぼ同時くらいにドアを開けて顔を出した。
「なんか声が聞こえた気がして。誰かと電話してた?」
「い、いえ!!全然」
「そっか」
一瞬ドキリとして背筋が伸びた。嘘の苦手な私は必死ににこやかな笑みを作って必死に表情筋を動かす。でも、それが不自然なのか千秋さんの表情は私とは正反対に硬い。
「あ、そうだ。お風呂、一緒に入らない?」
「そうですね、はい…って。え?」
千秋さんは一緒にケーキでも食べようよ、くらい軽いノリでお風呂へと誘う。
驚き、瞼を開く私に千秋さんはクスクス笑う。
その反応は冗談ということだろうか、それとも真面目な提案なのだろうか。
「うふふふ、冗談はそこまでにして、千秋さん先にお風呂どうぞ」
動揺などしていない、そう思いながら私はすぐに立ち上がって千秋さんを部屋から出そうとした。
でも、彼はいつもの笑みを浮かべたまま、言った。
「冗談じゃないよ?」
「…」
「それとも、嫌?」
私はもちろん嫌なので
「嫌です」
と即答した。
「なんか声が聞こえた気がして。誰かと電話してた?」
「い、いえ!!全然」
「そっか」
一瞬ドキリとして背筋が伸びた。嘘の苦手な私は必死ににこやかな笑みを作って必死に表情筋を動かす。でも、それが不自然なのか千秋さんの表情は私とは正反対に硬い。
「あ、そうだ。お風呂、一緒に入らない?」
「そうですね、はい…って。え?」
千秋さんは一緒にケーキでも食べようよ、くらい軽いノリでお風呂へと誘う。
驚き、瞼を開く私に千秋さんはクスクス笑う。
その反応は冗談ということだろうか、それとも真面目な提案なのだろうか。
「うふふふ、冗談はそこまでにして、千秋さん先にお風呂どうぞ」
動揺などしていない、そう思いながら私はすぐに立ち上がって千秋さんを部屋から出そうとした。
でも、彼はいつもの笑みを浮かべたまま、言った。
「冗談じゃないよ?」
「…」
「それとも、嫌?」
私はもちろん嫌なので
「嫌です」
と即答した。