恋の駆け引きはいつだって刺激的【完結】
「そんなに緊張しないでよ」
シャワー音が耳に届き同時に千秋さんの声も聞こえる。
本人に届いているのかわからないほどの小さな声で、はいと言う。
千秋さんが浴槽に入ってくるとさらに体が硬直した。
ギュッと目を閉じる。向かい合うよう座ると、千秋さんが「こっちきて」というので視線をオロオロさせながら千秋さんに言われるがまま背後から抱きしめられるようにお湯に浸かる。
千秋さんの顔を見なくて済むからそこは助かったけれど、すぐに背後から手が伸びてきた。
「ひゃっ…」
「どうしたの?」
「手が…」
千秋さんの手がすっと腹部に回ってきて変な声が出た。
体が火照ってきたのは、お風呂に長く浸かっているせいだろうか。それとも。
千秋さんの手の上から自分のそれを重ねた。
落ち着かないからそれを移動させたかったのが本音だが、千秋さんはそうする気が全くないようだ。
「桜子のこと、どんどん手放せなくなってる」
千秋さんの声が浴室に響き渡る。
「いや、手放したくない、が正解かな」
「……」
ドクドクと体中の血液が全身を巡る。
千秋さんが一瞬私の耳たぶを甘噛みした。「ひゃ、」とまたしても私の高い声が出た。
シャワー音が耳に届き同時に千秋さんの声も聞こえる。
本人に届いているのかわからないほどの小さな声で、はいと言う。
千秋さんが浴槽に入ってくるとさらに体が硬直した。
ギュッと目を閉じる。向かい合うよう座ると、千秋さんが「こっちきて」というので視線をオロオロさせながら千秋さんに言われるがまま背後から抱きしめられるようにお湯に浸かる。
千秋さんの顔を見なくて済むからそこは助かったけれど、すぐに背後から手が伸びてきた。
「ひゃっ…」
「どうしたの?」
「手が…」
千秋さんの手がすっと腹部に回ってきて変な声が出た。
体が火照ってきたのは、お風呂に長く浸かっているせいだろうか。それとも。
千秋さんの手の上から自分のそれを重ねた。
落ち着かないからそれを移動させたかったのが本音だが、千秋さんはそうする気が全くないようだ。
「桜子のこと、どんどん手放せなくなってる」
千秋さんの声が浴室に響き渡る。
「いや、手放したくない、が正解かな」
「……」
ドクドクと体中の血液が全身を巡る。
千秋さんが一瞬私の耳たぶを甘噛みした。「ひゃ、」とまたしても私の高い声が出た。