恋の駆け引きはいつだって刺激的【完結】
私は夏希君の隣に腰を下ろした。
ふんわり、香水とも違う優しい香りがした。…なんだろう?柔軟剤?
夏希君に雪乃さんのことを話すと笑いだした。
「あーそれは雪乃さん怒るでしょ、普通に」
「え?!そうなの!?」
「そうだよ。だってあの人今も兄貴のこと好きだからね」
「…やっぱりそうなんだ」
それを聞くとなんだか申し訳ない気持ちになった。
だって、私は好きでもないのに千秋さんのそばにいる。相手からしたら気に入らないだろう。
「大学生?くらいの時に確か付き合ってたよ」
「そうなんだ~あんな綺麗な人隣にいるなんて自慢だっただろうなー」
クッションを抱きながら視線を空に移してそういった。
美男美女じゃん。
「そう?兄貴は好きで付き合ったことないと思う」
「へーそうなんだ…」
「ていうか桜子、全然兄貴のことなんとも思ってないんだ」
「…え、そんなことは…ないけど」
「珍しいよ、兄貴のこと好きにならない女性なんか会ったことない」
「そうなの?!まぁ確かにかっこいいもんね。でも夏希君もかっこいいよ!付き合ってる人はいないの?」
にっこり口角を上げて隣の夏希君に笑いかけると、彼が笑みを消した。
ふんわり、香水とも違う優しい香りがした。…なんだろう?柔軟剤?
夏希君に雪乃さんのことを話すと笑いだした。
「あーそれは雪乃さん怒るでしょ、普通に」
「え?!そうなの!?」
「そうだよ。だってあの人今も兄貴のこと好きだからね」
「…やっぱりそうなんだ」
それを聞くとなんだか申し訳ない気持ちになった。
だって、私は好きでもないのに千秋さんのそばにいる。相手からしたら気に入らないだろう。
「大学生?くらいの時に確か付き合ってたよ」
「そうなんだ~あんな綺麗な人隣にいるなんて自慢だっただろうなー」
クッションを抱きながら視線を空に移してそういった。
美男美女じゃん。
「そう?兄貴は好きで付き合ったことないと思う」
「へーそうなんだ…」
「ていうか桜子、全然兄貴のことなんとも思ってないんだ」
「…え、そんなことは…ないけど」
「珍しいよ、兄貴のこと好きにならない女性なんか会ったことない」
「そうなの?!まぁ確かにかっこいいもんね。でも夏希君もかっこいいよ!付き合ってる人はいないの?」
にっこり口角を上げて隣の夏希君に笑いかけると、彼が笑みを消した。