恋の駆け引きはいつだって刺激的【完結】
「いない」
「…そうなんだ」
「俺さ、桜子が初恋なんだ」
「っ」
急にぶっこんだ発言をした夏希君に驚いた表情のまま固まってしまった。
え、初恋?!…あれ、私も初恋は多分夏希君だった…。
それ以来恋というものをしていない。
「そんなに驚くことかよ?」
「だって…びっくりして。でもね、私の初恋も夏希君だよ」
「…」
「まさか初恋の人に再会するなんて…びっくりだね?」
照れ臭いけれど、子供のころのお礼が言いたかった。
あの頃は夏希君がいたから生きることが出来たといっても過言ではない。
「…桜子、」
「ん?何?」
「付き合ってる人はいないけど好きな人はいる。意味わかる?」
「…意味?そのままじゃないの?」
首を傾げた瞬間、彼の手が伸びてきた。
「ちょ、っ…」
体を揺らして目を瞑ったが。その左手は優しく私の頬を包んだ。
触れられた頬は物凄い勢いで熱を帯びる。
「…そうなんだ」
「俺さ、桜子が初恋なんだ」
「っ」
急にぶっこんだ発言をした夏希君に驚いた表情のまま固まってしまった。
え、初恋?!…あれ、私も初恋は多分夏希君だった…。
それ以来恋というものをしていない。
「そんなに驚くことかよ?」
「だって…びっくりして。でもね、私の初恋も夏希君だよ」
「…」
「まさか初恋の人に再会するなんて…びっくりだね?」
照れ臭いけれど、子供のころのお礼が言いたかった。
あの頃は夏希君がいたから生きることが出来たといっても過言ではない。
「…桜子、」
「ん?何?」
「付き合ってる人はいないけど好きな人はいる。意味わかる?」
「…意味?そのままじゃないの?」
首を傾げた瞬間、彼の手が伸びてきた。
「ちょ、っ…」
体を揺らして目を瞑ったが。その左手は優しく私の頬を包んだ。
触れられた頬は物凄い勢いで熱を帯びる。