ハッピーエンド彼氏役ですけど悪女役を救おうと思います
「すまないがそういうつもりではない。
君のことは取って食うつもりはない。」

しっかり弁明しておこう。

「それと男性主義社会だが、僕の前ではそれは無用だ。
君の意見を尊重して良い。
大事な君の体だ、無下にする方が僕は悲しいよ」

ベッドに腰をかけて乱れた髪を撫でて直してあげたい。
エマはパチクリしながら僕を見ている。
瞬きが止まり、何故かまた赤くなった。

「せ、セザールは、お優しいのですね」

嬉しかったらしい。
それは良かった。
でも赤くなるってなんですか?

「君の健康と安全を一番に願う。
エマ姫。
君がよしとする相手が決まったらその者にあげるといい。」
「。。」

少し考え事をしているのか、目線はどこか違う場所を見ている。
そしてちらっとこちらを見て

「あなたなら、いいわ。。」

と小さな弱々しい声を出した。
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