幼なじみはトップアイドル 〜ちさ姉を好きになっていいのは俺だけ〜
***

 お風呂から出ると、わたしは璃音の部屋の外から「おやすみ」と声をかけた。

 すると「あ、ちょっと待って」と声がして、璃音が部屋から出てきた。

「あのさ、今、台本読んでたとこなんだけど、ちょっとだけ稽古の相手してくんない?」
「なに? 相手のセリフ読むの? 棒読みで良ければ」
「いや……そうじゃなくて」

 璃音はわたしの目の前に立つと、ぐっと歩み寄ってきた。
 必然的に、わたしは後ろに下がることになり……

 なにしろ狭い廊下のこと。
 すぐに背中が壁についた。

 すかさず璃音はドンと片手を壁に。
 位置はわたしの顔の横あたり。

 あの、この体勢っていわゆる……
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