幼なじみはトップアイドル 〜ちさ姉を好きになっていいのは俺だけ〜
 でも……
 唇が触れるか触れないかというところで、璃音はパッと身体を起こして、わたしから離れた。

「サンキュ」

 あっという間に、いつもどおりの璃音。

「うん、参考になったわ。両手がよさそう……アングル的にオッケーなら」

 そして「おやすみー」と言いながら、部屋に入っていった。

 バタンと閉まるドアの音を聞いて、我に返った。

 な、なんだったの、今のは!
 か、からかわれたってこと?
 もーーーーーーっ! 璃音のやつ!

 ここしばらく、ずっと素直だったから、つい油断してた。
 やっぱり小悪魔だ、璃音は。
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