冷徹弁護士の独占欲にママとベビーは抗えない【極上悪魔なスパダリシリーズ】
朝、アパートまで迎えに来てくれた彼は、「急に予定変更したからパラリーガルにお説教食らった」とブツブツ言っている。

しかしそれに反して、すがすがしい表情をしていた。


「お休みを取らせてすみません。報酬はお支払いします」

「だから休みだって言ってるだろ。報酬って……タイムチャージ方式というので請求すると、俺、一時間五万円になるぞ」

「あ、えぇぇっ?」


驚きすぎて変な声が出た。


「三万くらいから請け負う弁護士はいるけど、俺はそのくらいに設定してもスケジュール埋まるから」


敏腕ということだろうか。


「会社に乗り込んで交渉して……たとえば三時間くらいかかったとすれば」
「じゅ、十五万?」
「掛け算できるんだな」
「できますよ!」


小学生でもできるでしょ!


「それで、十五万払えるんだ。無職になるのに余裕だな」


彼はイジワルな笑みを浮かべる。


「分割、は……」
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