冷徹弁護士の独占欲にママとベビーは抗えない【極上悪魔なスパダリシリーズ】
でも、よくよく考えたら裁判でも賠償金請求をするのだし、当然なのかも。

それに、無職になるので少しでもあるとありがたい。


「コンプラに関する意識が低い会社のようだし……。常務のこと知ってる?」
「常務? よく知りません」


いきなりなに?


「社長のいとこらしいんだが、過去に取引先の女性相手にセクハラやらかしてるんだよね」

「嘘……」


八木沢さんはバッグから書類を取り出して私に渡す。


「示談で済んでるから、公になってない。これを掘り返されるのを嫌うだろうから、おそらく今回も示談に乗ってくる。あとは示談書を作成して金をもらって終了だ」

「これ、調べたんですか?」

「一応弁護士だから」


どれだけお世話になったのだろう。
私が支払ったのは一万円だけなのに。


「仕事を休ませて、こんな調査まで……。やっぱり報酬はお支払いします。三時間……」


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