冷徹弁護士の独占欲にママとベビーは抗えない【極上悪魔なスパダリシリーズ】
ただ、この部屋の家具を見てしまうと、我が家のように百円ショップのグッズではいけない気がする。

コーディネート料はもちろん無償で請け負うが、さすがにお金を払ってもらわないときつそうだ。


「わかりました。お仕事は終わられたんですか?」
「あぁ」
「それじゃあ、コーヒー淹れますね」


片づけていたら豆から挽くタイプの立派なコーヒーメーカーを見つけた。

冷蔵庫は空っぽだったがコーヒー豆はあったので、自分で淹れて飲んでいるのだろう。


「サンキュ」


彼がかすかに口角を上げると、なぜかドキッとする。

男性と部屋にふたりきりなんて、よく考えたらまずいのでは?とも思ったが、セクハラやパワハラで苦しんだ私を知っている八木沢さんがなにかしてくるようなことはないだろう。

しかし、ただの白いTシャツをここまでさわやかに着こなせる人は貴重だ。

って、これまた目が飛び出るお値段なのかもしれないけれど。

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