冷徹弁護士の独占欲にママとベビーは抗えない【極上悪魔なスパダリシリーズ】
「仕事が本当に好きだったんだな」

「えっ?」

「ソファやテーブルを見ただけでメーカーまでわかる。適当に仕事をこなしている人間にはわからないだろう。新見さんの一生懸命なところ、嫌いじゃない」


園田部長に真っ向勝負してあっさり破れた私を褒めてくれるの?

八木沢さんが仇討ちしてくれなければ、今頃泣きじゃくって衰弱していたはずだ。


「まあ、不幸を呼び寄せるところは、ご愁傷さまって感じだけど」


そのひと言は余計じゃない?
でもその通りなので反論できない。


「すみませんね」
「かわいそうだと言っただけで、悪いとは言ってない」


鼻で笑う彼は、再びコーヒーをのどに送った。

八木沢さんは私の前では素でいられると話したけれど、弁護士の八木沢さんよりこっちのほうが好きかも。

人間味があって、私もリラックスできる。
ただし、毒舌な部分は除いて。


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