冷徹弁護士の独占欲にママとベビーは抗えない【極上悪魔なスパダリシリーズ】
思いきり庶民の思考なのかしら。


「じゃあ、新見さんが洗ってくれる?」
「私?」
「面倒なんだよ」
「ボタン押すだけでしょう?」


弁護士というすごい仕事をしているのに、人としてなにかが欠けているかも、この人。


「じゃ、クリーニ――」
「わかりました。洗います」


庶民代表としては、目の前で湯水のようにお金を使われると、そわそわしてしまう。


「よろしく。そこ出て左」


そういえば、洗濯物のようなものが廊下に飛び出していたような。

まさか、ためているのはこれだけじゃない?

嫌な予感がしつつリビングの洋服を抱えてランドリールームに行くと、案の定もうひと山あった。


「うわ、ドラム式じゃない」


欲しくても高くて手が出ないのに、あるのに使わずクリーニングなんてありえない。

私は早速洗濯を始めた。

チラッとパンツが見えた気もするけれど、見なかったことにしてスタートボタンを押す。
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