冷徹弁護士の独占欲にママとベビーは抗えない【極上悪魔なスパダリシリーズ】
しかもインテリアコーディネーターの仕事はなかなか見つからない。
でも、ありえない。


「私は恋人じゃないんです」
「それじゃ、付き合う? 結婚でもいいけど」


付き合うだの結婚だのと言われ、心臓が大きく跳ねる。
けれど、そんな軽い口調で言われてもうれしくない。


「掃除させたいだけでしょ。まったくもう!」


私はひそかにあなたにあこがれているのだから、安易にそういうことを口にしないでほしい。

一瞬でもドキッとしたのを見透かされるのが嫌で、彼に背を向けてシンクにたまっている皿を食洗機に入れ始めた。


「本気だって言ったら?」
「キャッ」


いつの間にかうしろにいた八木沢さんにいきなり耳元でささやかれ、皿を落としてしまった。

危ない。割るところだった。

いや、それより……彼の甘い声が耳に残っていてぞわぞわする。

本気って、結婚のこと?


「べ、弁護士なのに結婚詐欺ですか?」
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