冷徹弁護士の独占欲にママとベビーは抗えない【極上悪魔なスパダリシリーズ】
しかし、花びらだと思っていた白いところが実は葉が変形したもので、花はその中心の小さな部分だと最近知った。

こんなふうに景色を楽しめるようになったのは、あのパワハラから逃げたおかげだ。

八木沢さんに泣きついた頃は、やっぱり心が壊れかけていたのだ。


「まぶしい」


ふと視線を空に向けると、太陽の強い光に負けて思わず目をつぶった。

朝食を済ませたあと洗濯や掃除にいそしみ、メールチェックをする。

再就職のためにエントリーシートを送っておいた会社から返事が来たのだが……。


「はー、ダメか……」


【誠に残念ですが――】という文字が見えた瞬間、ため息をつく。

面接すらしてもらえない。

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