冷徹弁護士の独占欲にママとベビーは抗えない【極上悪魔なスパダリシリーズ】
「身に着けているもので、他人の内面なんてわかるはずがないでしょ。田舎者だろうがなんだろうが、初対面の相手に失礼な発言をするあなたより、自分が劣っているとは思いません」


しまった。
勢いに任せて怒りをぶつけてしまった。
かかわってはいけないのに、みずから首をつっこむなんて。

後悔していると、八木沢さんが口もとに手を置く。

笑ってる……。


「は? お下品ね」
「下品なのは児玉さまですよ」


失礼な発言にキーッと頭に血が上ったところで、八木沢さんが口を開いた。


「私は事実を申したまでですわ」
「彼女も事実を話しただけでは?」


八木沢さんが私の肩を抱き自分のほうに引き寄せて反撃すると、児玉さんは不機嫌全開の表情で私をにらむ。

巻き込まないでよ……。


「婚約って、私を裏切ったの?」

「私は児玉さんに好意を示したことは一度もございませんよ」


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