冷徹弁護士の独占欲にママとベビーは抗えない【極上悪魔なスパダリシリーズ】
私から離れた八木沢さんは、テーブルの上のノートを開いて続ける。


「二月十四日。児玉さまがチョコレートを持ってきてくださったが、お返しした」

「だってあれは……チョコレートはお嫌いだって」


八木沢さん、私が買ったチョコレート、パクパク食べてたけどな。

いや、それより……。
もしかして、これは証拠のメモ?


「二月二十一日。食事に誘われるがお断りした。三月八日。十五時二十分頃、児玉さまより電話あり。案件は解決しているとお話しし、今後の個人的なお付き合いはしないと伝える。三月十七日。児玉さまよりネクタイが郵送で届いたが、パラリーガルに返却させる。配達記録で児玉さまの家に配達されたのを確認」


うわ、さすが弁護士。


「な、なによこれ」

「なにって、児玉さまとのやり取りです。個人的な情報は出したくありませんでしたので婚約も黙っておりましたが、さすがに私も我慢の限界でして」
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