冷徹弁護士の独占欲にママとベビーは抗えない【極上悪魔なスパダリシリーズ】
さらにはバスケットに盛りつけられたガーリックパン。
ほかにはスープ。


「食器はお高いものばかりですけど、必要最小限のものしかないし、テーブルが寂しいなと思って。あっ、でもせっかく高級品でそろえてあるのにチープさが出ちゃいますね。すみません……」


俺は感動を覚えているのに、なんで謝っているんだろう。


「七緒。やっぱり起業しろ。これだけの腕があるんだから絶対に成功する」


このリビングのコーディネートをあれこれ注文を付けてわざと引き延ばしていたため、彼女が作った部屋を目の当たりにしたことがない。

でも、テーブルだけでもこれほどセンスよく飾れるのだから、その能力は間違いないはずだ。


「ほんとですか?お世辞でもうれしい」
「人脈があるだけじゃなさそうだ」
「え?才能はないと思ってました?」


思ってはいない。
彼女の描くパースはなかなか雰囲気のよいものだったからだ。


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