冷徹弁護士の独占欲にママとベビーは抗えない【極上悪魔なスパダリシリーズ】
昨日も最初のうちは『大丈夫』と返していたのだけれど、体が完全に溶かされてしまってからは『もっとキスして』とか『強く抱きしめて』とか恥ずかしいことを口走ったような記憶がある。

朝食を済ませたあと、ダイニングテーブルでこの部屋のパースを完成させようと作業をしていると、ソファに座る彬さんがコーヒーを片手に、私をじっと見ているのに気づいた。


「なんですか?」
「その口が『もっと』とかおねだりするんだなと思って」


なに言ってるの!?
事実だけれど、恥ずかしすぎていたたまれない。


「言ってませんよ」
「あれっ、証拠聞きたいんだ」
「え……」


その発言に青ざめた。
まさか……録音してた?


「冗談だ。お前の喘ぎ声は俺が生で聞く」
「もう、イジワル!」


不貞腐れて顔をそむけると、彼は歩み寄ってきて隣のイスに座った。


「お前がずっと仕事ばかりしてるから悪い」
「ん?」
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