冷徹弁護士の独占欲にママとベビーは抗えない【極上悪魔なスパダリシリーズ】
彼は私の肩を引き寄せて、耳元で艶っぽくささやく。
あやうくコクンとうなずきそうになったが、我に返った。
「ごまかされませんよ!」
鼻息荒く返すと、彼はおかしそうに白い歯を見せた。
あぁ、こんなくだらない会話ですら楽しい。
「それで、足りない家具は目星をつけてある?」
「はい。とりあえずカタログを取り寄せます。そうだ!」
昨日完成した、起業のための計画書をすっかり忘れていた。
私は部屋の片隅に置いてあったバッグからパソコンを取り出し、彼に計画書を見せた。
「なに?」
「やっぱり、これからもインテリアコーディネーターとして働きたいです。だから資金を援助してもらいたくて……」
「それで、わざわざ作ったのか? こんなことしなくても……」
彼は私の計画書を見て驚いている。
「これは私の覚悟です。いい加減な気持ちでお金を借りるつもりはありません」