冷徹弁護士の独占欲にママとベビーは抗えない【極上悪魔なスパダリシリーズ】
しばらくは稼げなくても仕方がないと思っていたようだったが、フォレスアートで培った人脈は本物で、彼女の退職を残念に思っていた取引先の家具メーカーの担当者が、客を紹介してくれたのだとか。

自分を犠牲にしても後輩を守ろうとする誠実な七緒のことだ。取引先にも真摯に対応し、ゆえに信頼されているのだろう。

しかも、自分は未熟だと彼女は謙遜するが、よく勉強しているし、インテリアへの理解も深い。

おまけに他人の話を聞くのがうまいので、クライアントの要望にしっかり応えられるのではないかと推測している。


「うん、頑張ってこい」
「はい」


笑顔で返事をする彼女にキスを落としてから出勤した。



事務所では、パラリーガルに書類作成の指示を出したあと、電話対応に入った。

それが終わると労働審判の三回目の調停のために裁判所に赴く。

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