冷徹弁護士の独占欲にママとベビーは抗えない【極上悪魔なスパダリシリーズ】
なんて、声をかけてもらえただけで大げさだけど、都合よく解釈してカフェをあとにした。



翌日の木曜日。十六時からの会議の前に園田部長をつかまえた。


「私も会議に出席させてください」


このまま引き下がるわけにはいかないと勇気を出したのに、彼は素知らぬ顔で行ってしまう。


「待ってください」


前に立ちふさがると、迷惑そうな視線を向けられた。


「君が出席する必要がどこにある?」
「どこにって……。私にも仕事をさせてください」


今日の会議は、営業が取ってきた案件を誰が担当するか決定する会議だ。

前部長は建築に精通していたため、より力を発揮できると見込んだ部員に部長が振り分けていた。

しかし園田部長には知識がないことから、皆が条件を聞いて手を挙げる方式をとっている。

それぞれ得意とする分野が異なるので、苦手なものを振られるよりずっと効率的なのだ。

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