冷徹弁護士の独占欲にママとベビーは抗えない【極上悪魔なスパダリシリーズ】
レストランのコース料理のように前菜から用意したのは、赤ちゃんが来てくれたお祝いのつもりだった。

でも、彬さんが沈んでいるように見えて、なんだか気まずい。

とはいえ、作ってしまったのでテーブルに並べていく。

前菜は、バジルとガーリックの香りが漂うトマトのブルスケッタ。
そしてきのことエビのアヒージョに、ラザニア、メインは圧力鍋でとろとろに煮込んだスペアリブ。

デザートにホールケーキを用意してあるけれど、あんな顔の彬さんを見たあとでは、浮かれて出してもいいものか考えてしまう。

やがてシャワーを浴びた彬さんが戻ってきて、テーブルの料理に視線を送った。


「今日、気合入ってない?」


テーブルコーディネートにも凝ったので、少し仰々しくなりすぎてしまった。


「あの……。あの……」
「そうか。仕事がうまくいったんだな。おめでとう」


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