冷徹弁護士の独占欲にママとベビーは抗えない【極上悪魔なスパダリシリーズ】
彼は微笑みながらお祝いの言葉をくれるが、やはり表情が硬い。


「ありがとう、ございます。無事にモデルルームのお仕事を受注できました」
「うん。よかった」


私の隣まで来て腰を抱く彼は、「いいにおいだ」と私のためにイスを引いてくれた。


「あのっ……」


しかし、座る前に口を開く。


「どうした?」
「もうひとつ、あって。実は赤ちゃんが……」


緊張で手に汗握りながら、思いきって切り出した。

喜んでくれるよね?

そう思って待っていたのに、なんの反応もない。

緊張で伏せていた視線をおそるおそる上げていくと、彬さんが目を見開いて固まっていた。

これは、どういう反応なの?


「彬、さん?」


声をかけると、彼は目をキョロッと動かす。

その様子を見て動揺しているのではないかと感じた私の胸が、ドクンと大きな音を立てた。


「ごめん。びっくりして。そうか。妊娠したのか」


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