冷徹弁護士の独占欲にママとベビーは抗えない【極上悪魔なスパダリシリーズ】
彼が白い歯を見せたので、ホッとしてようやく頬が緩んだ。

困ると言われなくてよかった。


「体は平気か?」

「はい。違ってたら彬さんをがっかりさせるんじゃないかと思って、夕方ひとりで病院に行ってきたんです。私も赤ちゃんも異常ありません」

「電話すればよかったのに。大事にしないとな」


彬さんはそっと私のお腹に触れてくる。


「そっか。赤ちゃんか……」
「彬さん、子供嫌いですか?」


喜んでいるようには見えるけど、もっと感情を爆発させてくれると思っていた私は、意外に冷静な彼の様子が心配になって尋ねる。


「いや、うれしいよ。ただ……」

「ただ?」

「なんでもない。こんな日に遅くなってごめん。俺、スペアリブ担当な。でも付け合わせのニンジンは七緒にやる」


彼はなにかを言いかけてやめてしまった。

しかし、いつもの明るさが戻ってきたので、それ以上追求はせずに笑顔を作る。


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