冷徹弁護士の独占欲にママとベビーは抗えない【極上悪魔なスパダリシリーズ】
それに、『ぐちぐち文句を言わない有能な男』という発言にはため息が出そうになる。これは一種のセクハラなのではないだろうか。


「あぁ、暇なら会議室にお茶。お茶くみは女の仕事だと昔から決まってるからね。それじゃ、よろしく」


園田部長は結局、私の会議出席を認めてくれなかった。
それだけでなくお茶を要求されて拳を震わせる。

お茶くみが嫌なわけじゃない。
後輩ができたあとでも、手が空いていればお茶を淹れるのもしばしばだったし、やらされているという感覚はまったくなかった。

けれども、〝お茶くみは女の仕事〟という古めかしい固定観念はさすがにどうかと思う。

それに、過剰なまでに私が〝女〟というだけで下に見られているのは腹が立つ。

どうしたらいいのだろう。

このままでは本当にお茶くみしかさせてもらえない。

私は頭を抱えたまま、仕方なく給湯室に向かった。



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