冷徹弁護士の独占欲にママとベビーは抗えない【極上悪魔なスパダリシリーズ】
『そうだけど。ダメなものはダメだ。すぐに電話をして断れ』

「無理ですよ。もうほとんどできてるし、ペンダントライトを注文したところなんです」

『それもキャンセルだ。違約金が出るなら、俺が払う』


どうしてこんなに強引なの?


「そういう問題じゃなくて。フリーでお仕事をやっていくからには、信頼も大切ですから」


理由もなく仕事を断れば、途中でいきなり仕事を降りるインテリアコーディネーターだという印象がついてしまう。

その噂が広がると、新たな仕事が得られにくくなるに違いない。

会社といううしろ盾がないからこそ、そうした点には気をつけるべきなのに。

彬さんだってわかっているのではないだろうか。


『信頼が大切なら、なおさらこの仕事は受けるな。わかったな』


彬さんは一方的に意見を押しつけて電話を切ってしまった。

通話が途切れたスマホを眺めながら首を傾げる。

< 250 / 342 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop