冷徹弁護士の独占欲にママとベビーは抗えない【極上悪魔なスパダリシリーズ】
彬さんは強引なところもあるけれど、こんなふうに私の話を無視するような人じゃない。
今回はどうしたんだろう。


「断れって言われても……」


順調に進んでいるのに、なんの理由もなく断れない。

西岩建設の担当者もいい人で、報酬もかなりいい。私の提案はほとんど通っているし、これで不満を感じるインテリアコーディネーターなんていないだろう。

ただ、いつもは冷静な彬さんが取り乱しているように感じて、嫌な予感はする。

私はとりあえず注文したばかりのペンダントライトを、一旦キャンセルした。



ソワソワしながら彬さんの帰りを待っていると、彼はいつもより少し早めに帰宅した。


「おかえりなさい」
「ただいま。断ったか?」


玄関でいきなり質問が飛んでくる。
相当気になっているようだ。


「いえ。お断りする理由がなくて」

「理由なんていらない。すぐに断るんだ」

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