冷徹弁護士の独占欲にママとベビーは抗えない【極上悪魔なスパダリシリーズ】
「いえ。報酬は結構です。こんなによくしていただいたのに、申し訳ありません」

「とんでもない。新見さんのお仕事、応援していますよ」


いつかまた彼と仕事ができたらいいな。


「ありがとうございます。失礼します」


私は頭を下げて西岩建設をあとにした。


「ブラック、か……」


帰りの電車に揺られながら考える。

園田部長にはさんざん振り回されたけど、フォレスアートのインテリア部はブラックではなかった。

部長さえいなければ楽しい職場だったのだ。

ただ、人事部の対応などをはたから見たら、ブラック企業と称されてもおかしくない。

でも、過労で自殺者が出てしまう西岩建設のほうが、きっと働きづらい環境に違いない。


私は彬さんに助けられたが、西岩建設の従業員も彬さんに助けられ……んっ?

西岩建設について考えているうちに、重大な勘違いに気がついた。

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