冷徹弁護士の独占欲にママとベビーは抗えない【極上悪魔なスパダリシリーズ】
もしかしたら彼に負担をかけるかもしれないが、家にいるのが一番落ち着く。

点滴が終わるまで処置室で過ごすことになり、彬さんが付き添ってくれた。


「忙しいのにごめんなさい」
「大丈夫だ。七緒とこの子が最優先だ」


といっても、裁判中だったらどうにもならない。
そうでなくてよかった。


「七緒。昨日は悪かった。俺のせいでこんな……」


先生に『ストレスはなかったですか?』と尋ねられたので、責任を感じているようだ。


「彬さんのせいじゃありません。それに……西岩建設、訴訟を抱えているんですね。それで私の仕事に反対したんでしょう?」

「週刊誌、読んだのか?」

「いえ。お仕事を断るにしても、自分の意志で断りたいと思って、担当者に会いに行ったんです。彬さんのせいにしたくないから」


多分私は、彬さんが断れと言ったから断ったという構図が納得できなかったのだ。

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