冷徹弁護士の独占欲にママとベビーは抗えない【極上悪魔なスパダリシリーズ】
看護師さんの声でハッと目を開く。

昨晩寝ていないせいで深く眠ってしまったようだ。


「ありがとうございました」

「今日はお帰りになっても結構です。お迎えの方が廊下で待っていらっしゃいます」

「はい」


彬さん? まだ電話をしているのかな?

看護師さんに支えられてベッドを降りて処置室を出ると、彬さんではなく九条さんが待ち構えていたので目が飛び出そうになった。


「もう大丈夫ですか?」

「はい。あの……彬さんは?」

「八木沢にマンションまで送るように頼まれました」


仕事に行ったのだろうか。

彬さんがいないのを少し残念に思ったけれど、九条さんにお願いしておいてくれた配慮はありがたい。


「私的なことですみません」

「いえ。八木沢から、あなたを守るようにと依頼を受けたので」

「依頼?」


どういうこと?

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