冷徹弁護士の独占欲にママとベビーは抗えない【極上悪魔なスパダリシリーズ】
そういう努力をひけらかさないところが彼らしいけれど、私には教えてくれたっていいのに。


「お前はひとりじゃないと、七緒さんからさりげなく伝えてくれませんか? 俺たちが言ってもスルーですから」

「わかりました。ありがとうございます」


これは心強い。
マンションが近づいてくると、九条さんが再び口を開く。


「あっ、大切なことを言ってませんでした。今回の件で、おそらく八木沢はゴシップ誌に追いかけられると思います。あきらかに〝悪〟だと思われるほうの弁護をするときは、矢面に立つ弁護士は批判の対象になりやすいんです。それで、七緒さんを守るようにと私に依頼してきました」

「そうでしたか」


目覚めたら彬さんの姿がなくてがっかりしたが、そういう理由もあったのか。


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