冷徹弁護士の独占欲にママとベビーは抗えない【極上悪魔なスパダリシリーズ】
少し離れた席に座ると、もうひとり背の高い男性が入ってきて、彼の向かいに腰を下ろした。
彼は八木沢さんって言うんだ。
私は素知らぬ顔をして聞き耳を立て始めた。
「彼女、帰ったぞ」
「悪いな、九条(くじょう)」
「少々面倒なことになったな」
もうひとりの九条さんという名の人が、小さなため息をつく。
「業務に支障が出るのはまずい」
八木沢さんも浮かない顔をしている。
「お前、きっぱり断ってるよな」
「当然。拒否を示すのは基本中の基本だ」
なんの話?
「それでも止まらないって、疑似恋愛型のセクハラってやつだろうな」
九条さんが腕を組みながら言う。
セクハラ?
男性の八木沢さんがされているの?
それに、〝疑似恋愛型〟ってなに?
ここで製図をしようと思っていたのに、完全にふたりの話に心が持っていかれてしまった。
彼は八木沢さんって言うんだ。
私は素知らぬ顔をして聞き耳を立て始めた。
「彼女、帰ったぞ」
「悪いな、九条(くじょう)」
「少々面倒なことになったな」
もうひとりの九条さんという名の人が、小さなため息をつく。
「業務に支障が出るのはまずい」
八木沢さんも浮かない顔をしている。
「お前、きっぱり断ってるよな」
「当然。拒否を示すのは基本中の基本だ」
なんの話?
「それでも止まらないって、疑似恋愛型のセクハラってやつだろうな」
九条さんが腕を組みながら言う。
セクハラ?
男性の八木沢さんがされているの?
それに、〝疑似恋愛型〟ってなに?
ここで製図をしようと思っていたのに、完全にふたりの話に心が持っていかれてしまった。