冷徹弁護士の独占欲にママとベビーは抗えない【極上悪魔なスパダリシリーズ】
予定日より少し早く、七緒が無事に男の子を出産した。
彼女が大切にお腹の中で育んでくれた命は、産まれた瞬間「ホギャー」と大声で泣いた。
「七緒、よく頑張った。ありがとう」
出産に立ち会えた俺は、あふれ出てくる感動の涙を抑えられなかった。
人前で泣いたのなんていつ以来だろう。
「元気でよかった」
過酷な陣痛の時間を耐えに耐え、歯を食いしばりながら俺たちの宝物を誕生させてくれた七緒もまた、我が子を腕に抱き、涙で顔をぐちゃぐちゃにしている。
「絶対に幸せにする」
「ありがとう。でも、皆で幸せになるの。彬さんもだよ?」
「そうだな」
こんなに幸せなのに、これ以上なにを望むというのだろう。
幼少期、立て続けに両親を亡くして苦しかった俺だけど、幸福が一気に押し寄せてきて怖いくらいだ。
けれど、彼女とこの子と一緒なら、もっともっと幸せになれる。
彼女が大切にお腹の中で育んでくれた命は、産まれた瞬間「ホギャー」と大声で泣いた。
「七緒、よく頑張った。ありがとう」
出産に立ち会えた俺は、あふれ出てくる感動の涙を抑えられなかった。
人前で泣いたのなんていつ以来だろう。
「元気でよかった」
過酷な陣痛の時間を耐えに耐え、歯を食いしばりながら俺たちの宝物を誕生させてくれた七緒もまた、我が子を腕に抱き、涙で顔をぐちゃぐちゃにしている。
「絶対に幸せにする」
「ありがとう。でも、皆で幸せになるの。彬さんもだよ?」
「そうだな」
こんなに幸せなのに、これ以上なにを望むというのだろう。
幼少期、立て続けに両親を亡くして苦しかった俺だけど、幸福が一気に押し寄せてきて怖いくらいだ。
けれど、彼女とこの子と一緒なら、もっともっと幸せになれる。