冷徹弁護士の独占欲にママとベビーは抗えない【極上悪魔なスパダリシリーズ】
「はい。勝手にごめんなさい。でも九条さんも遠慮してほしくないとおっしゃってました。もちろん私も。彬さん、話してくれませんか?」
法律のわからない私が相談相手として不足なのはわかっている。
けれども、彼の心を軽くすることはできる。
この件で九条さんが味方になってくれるとわかって、楽になった私のように。
「心配かけてごめん。記事はたしかに親父のものだ。親父は営業部の残業の多さを問題視して、幹部に労働環境の改善を掛け合っていたんだ。そうしたらにらまれて……。さらに仕事を押しつけられた上、幹部から圧力のかかった同僚には無視されるようになったようだ」
「そんなのひどすぎる」
私が漏らすと、彼は神妙な面持ちでうなずく。
法律のわからない私が相談相手として不足なのはわかっている。
けれども、彼の心を軽くすることはできる。
この件で九条さんが味方になってくれるとわかって、楽になった私のように。
「心配かけてごめん。記事はたしかに親父のものだ。親父は営業部の残業の多さを問題視して、幹部に労働環境の改善を掛け合っていたんだ。そうしたらにらまれて……。さらに仕事を押しつけられた上、幹部から圧力のかかった同僚には無視されるようになったようだ」
「そんなのひどすぎる」
私が漏らすと、彼は神妙な面持ちでうなずく。