冷徹弁護士の独占欲にママとベビーは抗えない【極上悪魔なスパダリシリーズ】
どちらが訴えているのかわからない。
「そうだ。極めつきは、『千七百万あれば、子供を大学まで行かせてやれますよ』と。お袋は腎臓が悪くて透析に通っていて、まともに働けなかった。だから……」
それで和解に応じたんだ。
それじゃあ、彬さんの進学費用のためにお父さまの名誉を犠牲にしたようなものだ。
だから余計に責任を感じているに違いない。
でも、大学は特待生で学費はかからなかったと聞いたけど、違ったのかな。
「そのお金で大学まで?」
「いや、そのまま銀行にある。親父の命だと思うと、とても使えなかった」
「彬さん……」
ひとりで頑張ってきたんだ。
だから誰かに頼るのが下手なのかもしれない。
「俺、本当は結婚する気はなかったんだ。西岩建設の闇を暴くことで頭がいっぱいで、こんな俺が結婚したって妻を幸せにしてやれないと思ってた」
なんて悲しい告白なのだろう。
「そうだ。極めつきは、『千七百万あれば、子供を大学まで行かせてやれますよ』と。お袋は腎臓が悪くて透析に通っていて、まともに働けなかった。だから……」
それで和解に応じたんだ。
それじゃあ、彬さんの進学費用のためにお父さまの名誉を犠牲にしたようなものだ。
だから余計に責任を感じているに違いない。
でも、大学は特待生で学費はかからなかったと聞いたけど、違ったのかな。
「そのお金で大学まで?」
「いや、そのまま銀行にある。親父の命だと思うと、とても使えなかった」
「彬さん……」
ひとりで頑張ってきたんだ。
だから誰かに頼るのが下手なのかもしれない。
「俺、本当は結婚する気はなかったんだ。西岩建設の闇を暴くことで頭がいっぱいで、こんな俺が結婚したって妻を幸せにしてやれないと思ってた」
なんて悲しい告白なのだろう。