冷徹弁護士の独占欲にママとベビーは抗えない【極上悪魔なスパダリシリーズ】
体が弱かったのに、彬さんを必死に育てていたに違いない。

健康な私も、櫂をひとりで育てられる気がしないもの。


「父親もですよ。櫂をお風呂に入れてもらえて、すごく助かってるんです」


よほど帰宅が遅くならない限り、必ず彬さんが櫂をお風呂に入れてくれる。

それはもちろん助かるし、自分がそのあとゆっくり湯船に浸かれるので、本当にありがたい。


「七緒も入れてやろうか?」
「はいっ?」
「最近、七緒不足なんだけど」


彼は私を引き寄せて、唇を重ねる。

ほんのり甘い餡の香りが漂うキスには、たっぷり愛情がこもっていると感じる。


「ん……」
「煽ってる?」
「ち、違います」


もう何度も体を重ねているのに、今でも恥ずかしい。
こういうときの彬さんの顔はとんでもなく艶っぽいからだ。


「あっ……」


あっという間にソファに押し倒されてしまった。


< 339 / 342 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop