冷徹弁護士の独占欲にママとベビーは抗えない【極上悪魔なスパダリシリーズ】
宣言通り激しめに翻弄されてしまった私は、ソファで放心状態。
「やりすぎた?」
彬さんは私の胸の谷間につけたキスマークを指でそっとなぞる。
「や……」
「体が敏感になってる。もう一回――」
「ギャー」
そのとき、火がついたような櫂のけたたましい泣き声が聞こえてきた。
「空気読めよ」
「無理よ」
さすがに無理だ。
それに、息子にこんなときの空気を読まれたらいたたまれないでしょ?
「おあずけな。我慢できる?」
「え……」
なんで私が我慢するほうなの?
どちらかというと足りないのは、彬さんじゃない。
彼は散らばっていた洋服を私に渡してから、先に櫂が眠るベッドルームに向かった。
泣き声はすぐに収まったので、起きたら誰もいなくて寂しかったのだと思う。
遅れて顔を出すと、彬さんが櫂を抱いてあやしていた。
その光景が微笑ましくて笑みがこぼれる。