冷徹弁護士の独占欲にママとベビーは抗えない【極上悪魔なスパダリシリーズ】
午後になり、パースが完成した頃、園田部長に呼ばれた。
嫌な予感がするけれど上司命令には逆らえない。


尾崎さんが心配げに私の顔を見るので「行ってくるね」と明るい声を出す。

尾崎さんを助けようとしてこんな事態に陥っているのは事実だが、彼女に悪いところなどひとつもないので責任を感じてほしくなかった。


園田部長に続いて会議室に入ると、今までにこやかだった彼の顔が一変。冷たい表情になり、立ったまま口を開いた。


「急で悪いけど、月曜から経理に異動だ」


そんな……。インテリア部から追放されるのでは?と戦々恐々としていたけれど、いきなり、それもまったく畑違いの経理に異動だなんてあんまりだ。

しかも、口では悪いと言いながら頬が緩んだのは気のせいだろうか。


「月曜って……。火曜にクライアントと面談があるんです」


それだけではない。
ほかにも仕事を抱えていていくつか進行中だ。


< 43 / 342 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop