冷徹弁護士の独占欲にママとベビーは抗えない【極上悪魔なスパダリシリーズ】
しかも丹下さんは私の異動を知っているような素振りはない。

おそらく月曜にいきなり発表して終わりにするつもりなのだろう。


「いえ……」

「あれっ、園田部長忘れたのか?まあいいや、行くだろ?」

「私は遠慮します」


忘れたのではなく意図的に拒絶されているのだから。


「急じゃ無理か」
「あのっ……」


経理に異動させられそうだと相談しようかと思ったけれど、丹下さんを巻き込むべきではないかもしれないと、とどまった。

園田部長のことだ。
丹下さんが食ってかかったら、彼までインテリアコーディネーターの仕事を外されるかもしれない。


「どうした?」

「尾崎さんのこと……」

「あぁ、園田部長ね。了解。気をつけておく」


尾崎さんも飲み会なんて行きたくないはずだ。
けれども、園田部長の機嫌を損ねたらそれこそなにをされるかわからない。


「お願いします」

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